こんにちは、みいです!
私たちは、3月下旬の桜の時期にフォトウェディングを行いました。
この記事を見てくださっている方は、「フォトウェディングって実際どうなのか?」と思っている方が多いと思います。
実際、インターネットで検索しても公式サイトばかりが出てきて、リアルな実体験があまり見つかりませんでした。
この記事では、フォトウェディングを選んだ理由、プラン・費用、スタジオ選びの際に重視したこと、スケジュール、実際にやってみた感想を紹介していきます!
フォトウェディングをやって本当に良かったと思っているので、悩んでいる方の参考になったらうれしいです!
フォトウェディングを選んだ理由
金銭面・準備面の観点から、私たちはフォトウェディングを選びました。
金銭面
金銭面が一番大きな理由です。
私たちは都内に住んでいますが、首都圏の結婚式全体の平均的な費用は356.3万円です。(ゼクシィ結婚トレンド調査2023首都圏)
そこまで費用をかけて結婚式をしたいか?と考えた時に、二人とも「NO」でした。
- これからの生活のためにお金を貯めたい
- 新婚旅行に十分なお金をかけたい
というのが二人にとって大事だったので、結婚式を挙げないという選択をしました。
一方で、ウェディングドレスへの憧れは捨てきれませんでした。
フォトウェディングの相場は平均27万(フォトウエディング動向調査2023)です。
結婚式・披露宴の約1/10の費用で素敵な思い出を残せたら十分だと思い、フォトウェディングをすることに決めました!
2人で準備を進められる
従来の結婚式を挙げる場合、家族・友人・職場といった招待客の都合や、大安といった日取りも考えなくてはなりません。
しかし、フォトウェディングは、撮影時間は半日~1日程度と短く、撮影は二人の好きな日・好きなタイミングで行うことができます。
私たちは、桜の時期を狙って3月下旬の平日を撮影日に選びました。
打ち合わせ・準備が最小限で済む
従来の結婚式の準備期間は、約半年〜1年かかるといわれていますが、フォトウェディングであれば、準備期間は1か月〜半年程度です。
フォトウェディングの場合、撮影日・プラン・衣装さえ決めれば、当日の撮影まで特にすることはありません。
結婚式のように招待するゲストの範囲・席順・料理などに頭を悩ませる必要がないし、ペーパーアイテム・動画の作成についても考えたり作業したりする必要がありません。
私たちの準備は、二人で打ち合わせ1回・試着1回、私単独でヘアメイクリハ1回のみです。
他の理由として、二人とも大勢に祝われる主人公になりたいタイプではなかったので、二人の世界になれるフォトウェディングが向いていると思いました。
今まで参列した友人の結婚式が素晴らしすぎて、ゲストに来て良かったと思ってもらえる式を主催できる自信がありませんでした・・・。
フォトウェディングのプラン・費用
私たちは、ロケーション2か所プラン(和装・洋装1点ずつ)を選びました。
具体的には、日中に和装で神社・夜に洋装で東京駅で撮影しました。
※実際は、キャンペーンで新婦は和装2点(白無垢・色打掛)を着ることができました。
私たちが選んだ基本プラン・オプションは以下のとおりで、太字の項目は特に重視した項目です。
- 和装・洋装1点ずつ(衣装数が多い・衣装のオプション料金がほぼかからない)
- 着付け
- 新婦洋髪ヘアメイク
- 基本小物(アクセサリーなど)
- 全データ200カット
- 撮影2時間(和装)+撮影1時間30分(洋装)
- 家族写真
- データ送付料金
- 移動費(スタジオ〜撮影場所)
- アテンド
- 結婚奉告祭
- 玉串料
- 和室料金
- 記念品
- 革靴(新郎・洋装)
- ヘアメイク(新郎)
- ヘアメイクリハーサル(新婦)
- ヘアチェンジ(新婦)
基本プランとオプションの合計は、約35万円 でした!平均の27万円より少し高くなりました(泣)
スタジオ・プラン選びの際に重視したこと
私たちが、スタジオ・プランを選ぶ際に重視したのは以下の4点です。
衣装の選択肢の多さ・衣装の質・衣装にかかるオプション料金
衣装の選択肢が多いことが最優先でした。スタジオによっては、色打掛が5種類しかないところもありました。
衣装の質も重視しました。HPの写真ではあまりわかりませんが、実物を見たら生地の重厚感・装飾の繊細さが結構違いました。
結婚式場と提携しているドレスショップの衣装はクオリティが高いと思いました。(その分料金も高めです・・・。)
インターネットやパンフレットに書いてある基本料金は、最もランクの低い衣装を選んだ場合の料金であり、希望の衣装を選ぶと5〜10万追加料金がかかるのはよくあることです。
その点、私たちが選んだスタジオは、オプション料金のかかる衣装がほぼありませんでした。
ウェディングドレスは全部白くて同じに見えたなあ・・・。
全然違う!!
データ・撮影カット数
スタジオによっては、カット数が限られている場合があります。
私たちはデータ数・撮影カット数がなるべく多い、全てもらえるプランにしました。
同じような写真であっても、1枚ずつ微妙に角度や表情が違うので、お気に入りの1枚を見つけやすいと思いました。
結婚式を挙げない代わりの要素
結婚奉告祭とは、神様へ結婚を報告する儀式で、神前式の簡略版です。
結婚式を挙げないので、せっかくなら式の要素が入ったプランにしようと思いました。
撮影時間
撮影時間にもこだわりました。しっかり撮影するなら1時間半〜2時間は必要だと思いました。
撮影時間に順番待ちをしている時間を含むかどうかはスタジオによって異なります!(※東京駅は撮影スポットごとに順番待ちを行います。)
私たちは、撮影時間に順番待ちの時間を含まず、しっかり時間をとってくれるスタジオを選びました。
少しでも費用を抑えるためとはいえ、あまりにも料金が安いプランを選ぶと、もらえるデータ数・衣装の選択肢が少なくて後悔・・・という話をよく聞きます。
逆に、基本プランでは不十分でオプションをつけているうちに、予定より高くなってしまった!ということもあるので、プランの確認はしっかりしましょう。
フォトウェディングのスケジュール
撮影前と当日に分けて紹介します。
撮影前のスケジュール
本番2か月前 | 撮影スタジオ・プラン決定 (スタジオ決定後すぐに新婦衣装の候補を選び、試着日・撮影日の衣装は確保。) |
本番1か月半前 | 試着 (新婦:ドレス4着・色打掛4着・白無垢2着) (新郎:タキシード2着・紋付袴2着) |
本番1か月前 | ヘアメイクリハーサル (オプション・新婦のみ) |
ヘアメイクリハーサルはオプションなので、新郎はたったの2回で準備完了です。
当日のスケジュール
11:30 | 集合・着替え(和装) |
13:30 | 移動 |
14:00〜16:00 | 和装撮影(神社) |
16:00 | 移動 |
16:30 | 休憩・ 新婦ヘアチェンジ | 着替え(洋装)
18:00 | 移動 |
18:30〜20:30 | 洋装撮影(東京駅) |
20:30 | 移動 |
21:00 | 着替え・解散 |
1日で終わるとはいえ長丁場です。
プラン上では、洋装の撮影は1時間半でしたが、実際は撮影スポットの移動・順番待ちで約2時間くらいだったと思います。
実際にやってみた感想
良かった点と気をつけた方がいい点をそれぞれ紹介します。
良かった点
- 親に晴れ姿を見せることができた
- プランに結婚奉告祭がついていたので良い記念になった
- 準備が楽だった
- カメラマン・ヘアメイクの人柄・仕事ぶりがよかったおかげで楽しく撮影できた
親に晴れ姿を見せることができた
結婚式をしない選択をしたとはいえ、親に晴れ姿を見せてあげたいと思っていたので、フォトウェディングで叶えることができてうれしかったです!
撮影を見に来てくれた親も、とてもうれしそうでした。
プランに結婚奉告祭がついていたので良い記念になった
親の立ち会いのもと、簡単ではありましたが、結婚の儀式を行うことができたので身が引き締まり、改めて結婚したという自覚が芽生えました。
準備が楽だった
スタジオとは、着たい衣装の絞り込み・ヘアメイクリハーサルの日程調整・お支払い料金の確認・直前の日程確認の連絡を取りました。
仕事の合間にメールで連絡できたので、さほど大変ではありませんでした。
当日来てくれる親には事前に撮影予定日を伝え、前日にリマインドしただけです。
カメラマン・ヘアメイクの人柄・仕事ぶりが良かった
カメラマンさんとメイクさんの人柄・仕事ぶりもフォトウェディングを楽しむ上で大事です。
カメラマンさんは、終始緊張をほぐす声かけをしてくれ、撮影を盛り上げてくれました。
- 和装は特にやりたいポーズがなかったので、カメラマンさんが全てのポーズを細かく指示してくれた
- 洋装は撮りたいシチュエーションを共有+カメラマンさんが提案してくれたポーズで撮影した
- いくつかショットを撮り終えた後、撮った写真を確認させてくれた
ヘアメイクさんは、やりたい髪型を写真のとおりに再現してくれつつ、顔の形や雰囲気に合わせて似合うようにアレンジを加えてくださいました。
前髪の薄さ・横髪の流し方・涙袋の幅と色・アイラインの長さなど、私の細かすぎる要望にも対応いただきました。
撮影当日は、ヘアメイク・衣装の管理はもちろん、ドレスの裾をばさっと広げてくださったり、寒さ対策でストールをかけてくださったり、何でも屋さんでした。
私たちが選んだスタジオは、カメラマン・ヘアメイクを指名できませんでしたが、二人とも良かったため、最高の撮影となりました。
もしカメラマン・ヘアメイクを選べるなら、過去の作品・口コミを見て、自分の理想を叶えてくれそうな方を選ぶのがおすすめです。
気をつけた方がいい点
- 衣装を試着日までに押さえておく
- 慣れない衣装を着て長時間の撮影はしんどかった
- 衣装・ヘアメイクのすり合わせは納得がいくまでやった方が良い
- 屋外ロケーション撮影は天気のリスクがある
- 撮影スポットによっては順番待ちがある
衣装を試着日までに押さえておく
新婦の衣装は、プラン決定直後に和洋4種類ずつ試着日も撮影日も押さえました。
一方、新郎は新婦に比べたら種類が少ないので大丈夫だろうと思い、試着日にタキシードを3種類希望したら、うち2種類は試着日または撮影日に空きがなくて、実質1種類しか選択肢がありませんでした。
慣れない衣装を着て長時間の撮影はしんどかった
屋外ロケーション撮影の場合、撮影スポット間を慣れない衣装で歩いて移動する必要がありました。
特に和装が重く、小股でしか歩けないためしんどかったです。洋装も、かなり高いヒールを履いていたため足が痛くなりました。
体力に自信のない方は、撮影を2日に分けても良いかもしれません。実際、夜の洋装撮影時に疲れた顔になるのが嫌だから分ける方もいるそうです。
衣装・ヘアメイクのすり合わせは納得がいくまでやった方が良い
衣装は試着当日に決定する必要がありました。
しかし、試着したウェディングドレスが全部素敵でどうしても1つに決められず、第三者の意見を聞くために1日だけ待ってもらいました。
結局、親も友人もほぼ同じ意見だったため、最終的に納得して衣装を決めることができました。
オプションのヘアメイクリハーサルはやって良かったです。
好みを理解してもらえるし、一度やっているため当日の時間短縮にもなります。また、当日までにやるべきこと(美容)がはっきりしたので良かったです。
一生に一度のイベントで納得いくものにするために、言いたいことは遠慮せず言った方がいいです。
屋外ロケーション撮影は天気のリスクがある
屋外ロケーション撮影の場合、申込みの時点で天気が読めない点がリスクだと思います。
3月下旬は雨の日が多く、私たちの撮影日は、天気予報で午前が大雨強風・午後が晴天だったため、前日まで撮影するかどうかわからずとてもハラハラしました。
実際は、天気予報が当たり、私たちが撮影する14時から嘘のように晴れて撮影を楽しめました!
申込み時に、雨天延期が可能かどうかは確認した方が良いです。私たちの場合、スタジオ側が撮影は難しいと判断した場合に限り、無料で延期できました。
天気に左右されたくないのであれば、室内ロケーション・スタジオ撮影を選択肢に入れると良いかもしれません。
3月下旬は桜が咲いていると思って撮影日に選びましたが、なかなか気温が上がらなかったため、1か所を除いて桜はほぼ咲いていませんでした。
天気は読めないので、屋外ロケーションで桜と紅葉に期待しすぎるのは危険かもしれません。
撮影スポットによっては順番待ちがある
東京駅は、撮影予約がいらないので、同時に何組ものカップルが撮影を行っています。
私たちは、運よく東京駅駅舎のど真ん中も和田倉門もあまり待たずに撮影できましたが、実際に和田倉門で40分待たされた方もいました。
待ち時間の間も、撮影できそうな場所を見つけて撮影してくれますが、全体の撮影時間にも影響するので頭に入れておく必要があります。
まとめ:フォトウェディングをやってよかった!
フォトウェディングをやって本当に良かったと思っています!当日はずっと楽しくて、時間があっという間に過ぎました。
美しい衣装を着て、一生に一度の記念を写真に残すことができて大満足です。
私たちのリアルな感想が、フォトウェディングをやろうかどうか悩んでいる方の参考になれば幸いです!
- 金銭面に不安がある・他のことにお金を使いたい
- 結婚式は挙げなくても何か思い出を残したい
- 結婚した記念に何かやりたいけど最小限の準備・調整で済ませたい
憧れのウェディングドレスを着て、やっと本物のお姫様になれました・・・!感無量!