こんにちは、いちです!
2024年3月22日、とうとうSBI証券でのクレカ積立(クレジットカードでの積立投資)の新しいポイント付与率が発表されました。
内閣府令の一部改正を受けて、クレカ積立の月間上限額を5万円から10万円に引き上げると発表したのが2024年3月8日だったので、2週間経ってからの発表となりました。
きっとかなりの議論があったのでしょう。。
ポイント付与率据え置きのまま上限が10万円に上がると、プラチナプリファードのポイント付与が凄まじいことになるので、おそらく下方修正があると予想していたのですが、想像以上の下方修正となってしまいました。。
今回の記事では、SBI証券でのクレカ積立の月間上限額の引き上げ(5万円→10万円)にともなって
- ポイント付与率がどのように変わったのか?
- 新しいポイント付与率において一番お得なカードはどれか?
についてまとめたいと思います!
月間上限額・ポイント付与率の変更スケジュール
まずは大まかなスケジュールから見ていきましょう。
月間上限額10万円での積立は2024年5月分から
2024年3月23日のシステムメンテナンス終了後、10万円までの積立設定ができるようになります。
2024年3月8日(金)に金融商品取引業等に関する内閣府令が改正されたことにより、クレカ積立の上限額が月5万円から月10万円に引き上げられました。当社では、2024年3月23日(土)のシステムメンテナンス終了後、当社でクレカ積立に利用できるクレジットカードはすべて10万円までの積立設定が可能となります。
SBI証券公式サイトより
「三井住友カードつみたて投資」では、当月10日までに積立設定すれば翌月1日に買付されるので、2024年4月10日までに積立設定をすれば、2024年5月買付分から上限10万円で積立できます。
2024年5月から2024年10月分までは従来のポイント付与率を適用
2024年5月から2024年10月買付分までは、従来のポイント付与率が適用されます。
カードの種類 | ポイント付与率 |
---|---|
プラチナプリファード | 5.0% |
ゴールド | 1.0% |
通常 | 0.5% |
猶予期間ということなんでしょうね。
2024年11月買付分から新しいポイント付与率を適用
2024年11月買付分から、新しいポイント付与率が適用されます。
ただし、通常カードとゴールドカードに関しては、カード入会初年度に限り、従来のポイント付与率が適用されるようです。詳しくは三井住友カード公式サイトを参照してください。
また、積立設定後のスケジュールも変更されて、積立設定の期限が少し前倒しになり、Vポイント付与のタイミングが遅くなります。
SBI証券クレカ積立の新しいポイント付与率
それでは、2024年11月買付分から適用される新しいポイント付与率を見ていきましょう。
カードの種類 | 年間カード利用額 | ポイント付与率 |
---|---|---|
プラチナプリファード | 500万円〜 | 3.0% |
300〜500万円 | 2.0% | |
0〜300万円 | 1.0% | |
ゴールド | 100万円〜 | 1.0% |
10万円〜100万円 | 0.75% | |
0〜10万円 | 0% | |
通常 | 10万円〜 | 0.5% |
0〜10万円 | 0% |
ざっくりいうと、主な変更点は以下の2つです。
- 年間カード利用額に応じて、ポイント付与率が変わるようになった
- 通常カードは10万円以上、ゴールドカードは100万円以上使わないと、以前のポイント付与率が得られなくなった
- プラチナプリファードに関しては、最大還元率が5.0%→3.0%と大幅に下方修正
プラチナプリファードだけでなく、他のカードも下方修正が入ったのは意外でした。。
年間カード利用額には、「三井住友カード つみたて投資」の積立額は含まれないので注意してください。
年間で得られるポイントを徹底比較
新しいポイント付与率に基づいて、月々の積立額と年間利用額別に年間で付与されるポイントを比較していきたいと思います。
クレカ積立額に対するポイント付与以外にも、以下の項目を考慮に入れて比較します。
- 年会費
-
- 通常:無料
- ゴールド:無料(100万円修行を達成済みを仮定)
- プラチナプリファード:33,000円
- 基本還元率
-
- 通常:0.5%
- ゴールド:0.5%
- プラチナプリファード:1.0%
- 継続特典
-
- 通常:なし
- ゴールド:年間100万円以上利用で10,000pt
- プラチナプリファード:年間100万円毎の利用で10,000pt(最大40,000pt)
積立額・年間利用額別の付与ポイント
月間の積立額が1万円〜10万円のそれぞれの場合について、横軸に「年間のカード利用額(クレカ積立を除く)」、縦軸に「年間で得られるポイントー年会費」としたグラフを描いてみました。
自分が積み立てようと考えている積立額のグラフだけ見れば大丈夫です。
年間カード利用額10万円までは、通常カードもゴールドカードも付与されるポイントは同じです。
年間カード利用額が10万円を超えると、通常カードよりもゴールドカードの方がクレカ積立のポイント付与率が高いので、得られるポイントが多くなります。
プラチナプリファードは年会費の分でマイナススタートになっていますが、年間カード利用額100万円〜200万円あたりでプラスに転じて、300万円以上ではゴールドを抜いていることがわかります。
プラチナプリファードで年会費の元を取るハードルがかなり上がってしまいましたね。。
年間カード利用額別のおすすめカード
以上をまとめると、年間カード利用額(クレカ積立除く)別の一番お得なカードは次のようになります。
年間利用額 | おすすめのカード |
---|---|
0万円〜10万円 | 通常 or ゴールド |
10万円〜300万円 | ゴールド |
300万円〜 | プラチナプリファード |
年間300万円以上使える人はそんなに多くないと思うので、とりあえずゴールドカードにしておけば無難だと思います。
まとめ
以上、SBI証券でのクレカ積立の月間上限額の引き上げ(5万円→10万円)にともなって
- ポイント付与率がどのように変わったのか?
- 新しいポイント付与率において一番お得なカードはどれか?
についてまとめました。
特に、プラチナプリファードに関してはかなりの下方修正となったため、ゴールドに乗り換えたいと考える人も増えると思います。
Oliveフレキシブルペイの場合は、ランク変更の際は一度解約しなければならないので、慎重に検討しましょう。