こんにちは!いちです。
「結婚してふたり暮らしを始めたけど、どのようにお金を管理すればいいの?」と悩んでいる夫婦は多いと思います。
特に夫婦両方に収入のある共働きの場合は、共通口座で家計管理を行うのがおすすめです!
この記事では、私たち夫婦が実践している共通口座を使った家計管理方法について、お金が貯まる家計管理のコツを交えながら紹介したいと思います!
夫婦で協力できる家計管理の方法を知りたい方、効率よくお金を貯めていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
共通口座を使った家計管理の全体像
まずは、私たちが実践している家計管理の全体像をお見せします。
私の名義で共通口座を作り、それぞれが共通口座に毎月定額入金する方式です。
この共通口座のお金が「夫婦で使うお金」となり、以下の項目に分類して管理しています。
- 生活費
- 生活防衛資金(生活費6ヶ月分をキープ)
- 貯金(旅行資金などの目的に応じて)
- NISA(夫婦それぞれの証券口座で毎月同じ額を積み立て)
夫婦の収入や支出の状況は時間とともに変わっていくので、毎月入金する金額や予算、家計の収支などは以下のように年度毎に区切って管理しています。
- 計画編(年度始め)
毎月入金する金額や、その年の予算を決める - 実践編
計画通りに毎月定額送金し、毎月の支出を記録する - 決算編(年度末)
年間の収支を振り返り、計画とずれてしまった分を調整する
それぞれの項目について順番に見ていきましょう!
準備編
まだ共通口座と家族用のクレジットカードを持っていない場合は、それぞれ用意しましょう。
共通口座を用意する
夫婦のお金を共同で管理するための口座を用意しましょう。
共通口座は、最低でも生活費用と貯金用の2つの口座を用意するのがおすすめです。
貯金するお金を分けておくことで、無駄な支出を抑えることができます。
生活費用の口座は、家賃などの固定費やクレジットカードの引き落とし口座として使います。
貯金用口座は1つでも問題ないですが、貯金の目的別に分けておくとさらにわかりやすいです。
私たちは、口座の中で複数の目的別口座を作ることができる住信SBIネット銀行を活用しています。
複数の銀行の口座を開設しなくても、1つの銀行で複数の口座をまとめて管理できるのでおすすめです。
銀行口座は、夫婦どちらかの名義でしか開設することができません。ここで注意が必要なのは、共通口座に生活費と貯蓄をすべてまとめてしまうと、共通口座の名義人が亡くなってしまったときに口座が凍結されてしまうことです。少なくとも貯蓄に関しては、夫婦それぞれの名義の共通口座に分けて管理するなどの対策をしましょう。
夫婦用のクレジットカードを用意する
共通口座の準備ができたら、次は家族の生活費用のクレジットカードを用意しましょう。
家族カードが作れるクレジットカードであれば、共通口座の名義人でない方も共通口座を引き落とし口座として、カードを利用することが可能です。
私たちは、ポイント還元率が高く、家族カードも作れるJCBカードWを利用しています。
計画編
毎月入金する金額を決める
まずはじめに、お互い毎月いくら共通口座に入金するかを決めます。
私たちの場合、お互いの負担が公平になるように、毎月入金する金額は「それぞれが自由に使えるお金の○○%」としています。
「自由に使える・使えないお金」については以下の記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください!
自由に使えるお金の何%を共通口座に入金するかは、どれだけおこづかいが欲しいかで決めています。
例として、以下のような収入状況のケースを考えてみましょう。
夫 | 妻 | |
---|---|---|
手取り月収(A) | 30万円 | 25万円 |
自由に使えないお金(B) | 5万円 | 2万円 |
自由に使えるお金(A-B) | 25万円 | 23万円 |
この夫婦が月々のおこづかいは3万円くらい欲しいとすると、自由に使えるお金の12.5%をおこづかいに割り当てれば、夫のおこづかいは31,250円、妻のおこづかいは28,750円となります。
この場合、自由に使えるお金の87.5%を共通口座に振り込みます。
このように、お互いの収入割合に加えて自由にできないお金の支出割合を加味することで、より公平感のある負担割合に調整しています。
残業代などで月収にばらつきがある場合は、過去1年分の月収を参考にして決めるのがおすすめです。
自由に使えるお金が夫婦で大きく異なる場合、おこづかいの金額に大きな差がついてしまうので注意が必要です。このような場合には「割合に少し差をつける代わりに家事を多めに負担する」などお互いが納得できるルールを決めることが大切です。
予算を決める
毎月入金する金額を決めたら、次は入金した金額の使い道(予算)を決めます。
私たちの場合、支出を大きく3つのカテゴリに分けています。
- 衣食住費(住宅費、食費、日用品費など)
- 娯楽費(映画、本、レジャーなど)
- 特別な支出(家具・家電、旅行などの大きな支出)
- NISA
それぞれのカテゴリについて、過去の記録を元におおよその予算を設定します。
特別な支出に関しては、使う予定がある場合のみ確保しています。
また、私たちの場合はNISA口座で毎月定額積立投資をしているので、その分の予算も確保します。
毎月入金する金額からこれらの予算を差し引いた分が、その年度に貯金できるお金の目安となります。
予期していなかった支出があった場合にも対応できるように、予算は余裕をもって多めに設定しましょう。
実践編
毎月定額送金する
毎月の収入が入ったら、年度はじめに決めた金額を共通口座に送金します。
なるべく、共通口座への振込手数料が無料の銀行を給与口座に設定して、少しでも節約しましょう。
また、毎月の振込手続きが手間だと感じる方は、銀行の定額自動送金サービスの利用がおすすめです。
ただし、振込手数料とは別に定額自動送金の取扱手数料がかかる場合もあるので注意が必要です。
私たちの場合は、振込手数料・定額自動送金手数料がどちらも無料の三井住友銀行Oliveを利用しています。
毎月の支出を管理する
毎月何にお金を使ったかしっかり記録しておきましょう。
家計簿の付け方は様々な方法がありますが、家計簿アプリを使うのがおすすめです。
家計簿アプリを使えば、複数の口座の入出金や残高、クレジットカードの明細を自動的にまとめてくれるので、生活費や貯金がどのようになっているのか一目瞭然です。
毎月の家計を見える化することで、生活費の使い過ぎを防ぐ効果が期待されます。
私たちは、Zaimという家計簿アプリを活用しています。
決算編
年間の収支をまとめる
年度末が近付いたら、給与明細や家計簿をもとに、年間の収支をまとめます。
まとめかたはなんでも構いませんが、エクセルやスプレッドシートの利用がおすすめです。
年(度)末調整をする
年度はじめに想定した収入と、実際の収入の間にずれが生じていることが多いと思います。
(残業が思ったよりも多かった or 少なかったなど)
その場合は、実際の収入ベースでふたりの負担額が公平になるように、追加で入金するなどして調整を行います。
また、1年間を通して余ったお金は、このタイミングで貯金用口座に振り分けましょう。
家計の支出を振り返る
以上で、1年間の家計管理は一区切りとなります。
ただし、せっかく1年間の家計をまとめたのに、ここで終わるのはもったいないです。
できれば、家計の収支をよく見て、固定費の見直しなど節約できそうなところはないか、是非考えてみてください。
まとめ
この記事では、私たち夫婦が実践している共通口座を使った家計管理方法について紹介しました。
これなら真似できそうだと思った方は、是非実践してみてください!
他にどのような管理方法があるのか知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。